「 空 」の仕組み
「 空 」といえば、仏教のことばで
固定的実体の無いこと。実体性を欠いていること。うつろ。
岩波書店の『仏教辞典』
と解説されています。
ググってみたら
▶︎仏教
《名・造》
因縁の作った仮の相で、実体がないこと。
「空寂・色即是空」
とありました。
空とは
あるようでない、ないようである
と言う分かるような分からないような言葉を聞いたことあると思います。
この部屋に毛糸があります。

あなたが編み物が好きだとしたら
これは「毛糸」ですね。

では猫からすると

このコロコロした塊は「 遊び道具 」と思っているように見えます。
あなたから見たら「 毛糸 」
猫から見たら「 おもちゃ 」
これは、見る側によって変わるもののようです。
では誰もいない部屋にある「 これ 」は何ですか?

誰もいない部屋には「 これ 」があるかどうかも定かではありません。
ではこれが「 毛糸 」になる時はどんな時でしょう?
この部屋にあなたが入った途端に
それは「 毛糸 」になり
猫が入った時は「 おもちゃ 」になる。
観測者によって初めてこの物体に価値や意義が生まれる。
それはあなたがいるから「 毛糸 」というものになるのです。
猫だけのこの部屋では「 毛糸 」ではない。
これが、あるようでない、ないようであるの『 空 』の仕組みです。
あなたが「 それ 」を「 毛糸 」にしているということは
あなたが世界を創っていることになります。

自分がこの世界の創造主だというのはこういうことです。
何を存在させ、何を感じることを選んでいるかで
今見えている世界はできている。
あなた次第で世界をどんどん変えられるとしたら
どんな世界にしたいですか?

六花惺
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Rokkasei
六花惺

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